2020.10.03
アンティーク・古材・ガラス
いつも頭にあるのは物質である以上、つくれないものはない。あとはアイデアだけだ、とよく自分に言い聞かせていました。
2020.10.03
いつも頭にあるのは物質である以上、つくれないものはない。あとはアイデアだけだ、とよく自分に言い聞かせていました。
針葉樹であっても古い木ほど木目が詰まったしっかりしたものになっています。
今では生息しないピッチパインはオークと同じくらいの硬さと重さを持ち合わせたものも見ることができます。
元はアンティーク建材販売として立ち上げた事業で世の中にないものをお客様のイメージを重視し、その案件用に作り上げてきたこだわり建材だったことを思い出します。
アンティーク建材として輸入したものをそのまま販売するのではなく、日本の規格に合わせ、再加工し、施工性、安全性、など考慮しカタチで作り上げてきました。
加工に使用する機械の刃物を痛めないよう一つ一つ金属探知機をあてた作業で釘抜をひたすらしていたり、アセトンなどを使用し、不純物を洗浄したり。。
今では良い経験と思い出になっています。
アンティーク建材をベースにイメージに合った空間を作るため、それ以外の素材も同様にエージング加工を施したり、そう見えるものを探したり毎日が発見の日々だったことを懐かしくも思っています。
いつも頭にあるのは物質である以上、つくれないものはない。あとはアイデアだけだ、とよく自分に言い聞かせていました。
木加工であるのに金属加工屋さんに飛び込んでいったり、走るトラックの看板から電話番号を控え、電話をして相談してみたり。
そう思えば楽しい時間でもあったと今となってはそう言えるのかなと思います。
変態の私は一般のガラス屋さんで手に入るものでは満足できず、今度はステンドグラス屋さんに出入りするようになりました。
色取り取りのガラス、テクスチャーを持ったガラス。素材だけでも十分なのに、今度はステンドグラス作りに。カットガラスを支える鉛のケーム。これにまでサイズや納まりに応じた形状が存在することにビックリ。
ある時出てきたガラスの塊。何に使うのかと聞けばこれもステンドグラス作りにつかうものだとか。厚み20ミリのダルステンドと呼ばれているもの。
叩いて割れたいびつな面から屈折し、ヒカリを放つダルステンド。
初めて手にしたものは赤色でまるでルビーのような高貴な輝きを見せた。
平面だけと思っていたステンドグラスにこんな素材があったことにワクワクしたことを思い出だします。
叩いて割れたいびつな面から屈折し、ヒカリを放つダルステンド。初めて手にしたものは赤色でまるでルビーのような高貴な輝きを見せた。平面だけと思っていたステンドグラスにこんな素材があったことにワクワクしたことを思い出だします。
向こうが見えるトーメイガラス。
その中にはいろんな種類があってこれもまた面白い。
きれいに向こうが、見えるもの。ゆがんでみえる吹きガラス。語ればもともとガラスは吹いて作られたもので人気のあるゆがんで見えるものはもともとそうしか作れなかった今の技術のきっかけを作ったものだったり。。
少し前は理髪店などで使われていたなかの様子はあえてわかりにくくした型板ガラス。
ストライプ形状のもの、市松形状、花柄なんかもあったりする。
色はついているがヒカリは通すものだったり
半透明モンのものだったり色付きでもいろいろあっとりする。
一般的なトーメイガラスでももう一手間。
面取りをするという技術もある。
ガラスの周囲に各面取り取りをし、デザインをもたせることで設置場所に応じて豪華にも見せてくれます。