家族みんなが愛着を持てる暮らし

私たちグッドネイバーズ工務店はリノベーションや新築で住宅を売っているのではなく、工務店としての技術と知識を使って、住まい手の暮らしに合った空間を提案することで、豊かな暮らしを提供したいと考えています。

BE HAPPY 、MEET THE ONE(出会った人々を幸せにする)

今回は、

『暮らしに愛着を持つ』ということについてお話ししたいと思います。

 

1.愛着とは

愛着といっても、モノに対する愛着や心理学的な愛着など多方面ですが、もちろん今回は暮らしについての観点で愛着について考えたいと思います。

愛着をWikipediaで調べると『慣れ親しんだ物事に深く心を引かれ、離れがたく感じる事を言う。』ということになりますが。

暮らしの観点でいうと、『慣れ親しんでいくことで深く心を惹かれながら、その空間での暮らしを続けていきたいと感じていく』

ことではないかと思うんです。

なので、愛着を持つというより『愛着がわく』といった方がいいかもしれませんね。

2.愛着を持つモノには○○がある

皆さんの周りに愛着を持っているモノって何がありますか?

愛着を持っているモノっていろんなモノがありますよね!

そのそれぞれには、ストーリーがありませんか?そうですよね!ストーリーが大切だと思うんです。

ストーリーについてはまた別の回でお話ししたいと思うのですが、そのモノのストーリーに惚れたり、自分でストーリーを刻んできたモノには愛着が持てますよね。

人と同じで、年月を重ねれば重ねるほど、経験の積み重ねがその人の魅力を創り出すように

いろんな思いが詰まったモノは、ただ古くなっただけでなく使う人にとっての味が出てくるのだと思います。

だから、ビンテージやアンティークといったものは人気があるんですよね。

3.暮らしの中での愛着を持つとは

暮らしの中で愛着を持つには、好きなモノや趣味のモノを並べて飾るとか、モノに焦点を置くのではなく空間をどう作るかが大切になっていきます。

その空間で、どんな時を過ごすのか、またどんなストーリーを思い描くことが出来るのか。

例えば、お気に入りの服が飾ってあれば、次に出かける時に着ることを思えばワクワクしますよね。

お庭にコールテン鋼製のストーブがおいてあると、もちろんオブジェにもなりますが、今度の週末に家族や仲間と使うことを考えるだけでワクワクしたり。

釣り好きな人なら、釣りに行く準備をしている時間はワクワクが止まらないと思います。

車やバイク付きならオイルで手を汚しながら整備している時間とか。

なので、その空間で何をするかをイメージできることが大切です。

とはいえその空間を作るには、使用する一つ一つの建材にこだわることも必要になってきます。

3-1.常に触れるところの建材にこだわる

愛着が持てる空間にするための一つ、常に触れるところの建材をこだわるのですが、

例えば、足の裏がいつも触れる床材には無垢材を使うのですが、ただ無垢の板を使うのではなくて住まい手のスタイルに合わせて、ブリティッシュな雰囲気が好きならヘリンボーンの床や、カリフォルニアテイストやハワイアンな雰囲気ならパーケットを使うなど、素材で経年美化を楽しみ、張り方でそのデザインのストーリーに愛着を持ったりできるものを選びます。

また常に手で触れるドアノブには真鍮製やアイアン製のモノを使うことで経年変化を楽しむことが出来ます。

キッチンに立つことが多い奥さんなら、キッチン周りの素材にこだわるだけでそこに立っている自分が好きになれますよね。

他にも一脚だけ普段使いしない、ストーリーの詰まったチェアが置いてあったりすると、そこに腰掛ける時間は非日常の特別な時間に感じられます。

3-2.常に見えるところの建材にこだわる

空間づくりに大きな影響をもたらす壁は、じっと見ることはしませんがなんとなく目に入りますよね。使っている素材感がその空間の雰囲気を作るのに一役買ってくれます。

ただすべての壁をこだわると費用もかさむのでそうする必要もなくて、毎日出入りする玄関の壁だったり、自分の時間を楽しむ空間の壁であったり、またすべての壁でなく一面をこだわるだけで、空間にメリハリもつくという効果を発揮する場合もあります。

外観であればスタイルに合ったフェンスやブロックにこだわるのもいいですよね。

アメリカンフェンスやフラワーブロックなど、それだけで雰囲気をつくってくれるアイテムもあります。

大切なのはやはり、その空間で何をするかをイメージして雰囲気を作ることが、愛着を持てる空間創りには欠かせないですよね。

3-3.DIY可能な建材にこだわる

海外の住宅の写真などを見ると、なんか素敵な住宅が多いですよね。私なりに思うことですが手を入れれば入れるほど、可愛いさや、かっこよさがにじみ出てきてると思うんです。

外装でいうと、機能的なのは少し置いといて、色柄で選ぶサイディングや鋼板製の外装材、雰囲気で選ぶStoの塗り壁やチャネル社の木製の外装材、DIYが可能なのは後者。

内装でいうと、これも色柄で選ぶビニールクロスの壁紙と雰囲気で選ぶヒッキーウォールの塗り壁

扉関係でいうと、シート貼りで10年使っても色あせない建具と塗装してある木製の建具、

どちらも後者はDIY可能。

DIY可能なものが何かというと、自分で手を入れていけるものにはストーリーが生まれ愛着が持てるということ。その積み重ねが味となってにじみ出てくることだと思います。

建具なんかの塗り重ねてできた塗りムラの凹凸はめっちゃカッコイイと思うんです。

また、手を入れることが出来るということは、長きにわたって使うことが出来るということでもあります。

3-4.成長を楽しめるものを空間に取り入れる

成長を楽しむとは、成長が見えるものということ。

解りやすいのは植物、グリーンですよね。観葉植物やお庭の植栽などです。

もともと成長した立派な植物を買ってきて、置いたり植えたりするのもいいとは思うのですが、そこは、暮らしを育みながら植物の成長も楽しむことで、日々の手入れも楽しくすることが出来ると思います。なので最初は小さくて安いグリーンを買ってきて、枯らしてしまってもへこまないようにしましょう。

男性が好むアガベ系やサンスベリア系、塊根系もまだまだ人気ですし、女性が好むゴムの木や多肉植物、チランジアの仲間など人気がありますよね。

そして子供さんにも担当の植物を与えてあげることで、家族みんなで楽しむことが出来ます。

またグリーンは癒しの効果も期待できますよね。

4.愛着を持つ暮らし

愛着が持てるにはその空間がどうあるべきかのお話をしましたが、それぞれに共通するものがあるんです。

時間(トキ)です。好きなことをしている時間(トキ)、経年変化を楽しむ時間(トキ)、メンテナンスをしている時間(トキ)、当たり前の作業時間でも好きになれることで、手間を楽しむ時間(トキ)に代わります。

その時間(トキ)を感じることが、またその時間(トキ)の積み重ねがストーリーを創り、愛着の持てる暮らしへとつながるのではないでしょうか。

愛着の持てる暮らしとは居心地のいい時間(トキ)が過ごせる空間であり、そこにいる自分が好きになれる空間でもあると思います。

だからこそ、今ある暮らしだけでなくこれからの暮らしや、それぞれの成長を見据えた空間創りをすることがとても重要だと思います。

その空間づくりのアイデアは、また別の回でお話ししようと思います。

暮らしの拠点である住まいには、たくさんの資源が使われています。

20年30年と暮らし続け、次の世代にも受け継がれていくような暮らしを提供することで、地球の資源、環境を守ることにもつながり、暮らしと共にその思いも受け継がれていく。

そういう世の中になることを願います。

スタッフ紹介

前田敏行

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