アンティークドアハンドルや取手、つみみ
ー古材ー
輸入された古材
木材では世界各国の無垢材をはじめ、ヨーロッパ、アメリカ、アジアなどから古材を輸入し、背景となる空間様式に伴うデザイン、収まりと合わせ、素材、仕上げを見ることができます。
ー新材ー
新材においては特にアメリカからKD材(乾燥材)のホワイトオーク材を厚み、グレードなど細分化し、コンテナで輸入しています。
我々の木材に対する価値はイメージをどう持つかによって大きく変わります。
綺麗な木目のキズのないものを価値とするときもあれば、あえて節やキズ、ワレ、カケなどを意匠として取り入れる材料選びも行います。
通常だと節やキズ、ワレ、カケなどを集めることは難しいことですが、アメリカ材などは現地の製材所に国家資格を有するグレイダーが製材時、材木の肌を見て
グレード分けを行
うため、ある程度の同一コンディションで材料を集めることができるのです。
仕上げの違い
ウレタン塗料で仕上げたものは塗膜ができ、キズもつきにくく、強度があってキレイなのですが、木材の本来の味わいが幾分減少します。
メンテナンス性はいいものの、深くキズなどついた場合、補修が難しい状況にもなる場合があります。
片や、オイルやワックスで仕上げた場合、木材を生かす温かみある仕上げを得ることができます。
反面、表面には強度がなく、傷がつきやすく、熱にも弱いため、暑いお茶の入った湯呑みをそのままにしておくと輪ジミができてしまうこともあります。
でもウレタンとは違い自分達て傷のついた所はペーパーを掛けキズをとり、仕上げのオイルやワックスで修復することが可能です。
長く歴史をスタートされる思い入れのある家具やドアなど、育て共に成長する過程をひとつの価値に当たるのでは、と考えます。
それぞれの用途に応じた仕上げをサンプルを通して検討されるといいと思います。
またそれら素材を通し、作られた様々なサンプル扉も多数あります。素材感を活かすものから、デザイン様式に基づいたもの、仕上げに対しての違いなども見ることができます。
金属サンプルにおいて
鉄、ステンレス、アルミ、真鍮、銅など様々な素材とそれらに施す仕上げなど見ていただけます。
鉄においては無垢材、パイプ、板材、表面テクスチャとして鍛鉄(ロートアイアン)なども豊富に取り揃えております。
ロートアイアン
例えばロートアイアンもパーツの組み合わせ、仕上げなどアイデアも豊富に見てもらえます。
ロートアイアンの良さは本来、人が鉄を赤く焼き、ハンマーで叩き形成するいわば作る人の思いが込められたものです。
ハンマーなどの打痕の表情はやはり温かみが伝わるものです。コストもかかりなかなか採用には至らない分、キャストアイアン(鋳物)製品やアルミ素材が普及しているのが現状です。
最後に
素材好きの我々だからこそできるご提案です。
お気軽に遊びにきていただけるだけでも幸いです。
次回も素材について色々お話できればと思います。