人生を楽しむための暮らしとは
第4回にわたり、中古住宅のリノベ、新築住宅、マンションリノベ、規格住宅を例に挙げてきましたが
第5回目は、人生を楽しむための暮らしとはどういうことかを違う視点で考えていきます。
人生の楽しみ方は人それぞれです。
人それぞれですが、『自分らしくいられる』ということが共通点ではないかと思います。
では、自分らしくとはどういうことか。
私はこう考えます。客観的に自分の姿を見て、その姿が好きかどうかです。
暮らしの中に、自分らしく過ごせる空間をつくることが、人生を楽しむための暮らし作りだと考えます。
趣味を楽しむ時間
では、どうしたら暮らし作りに自分らしさを取り込めるのか。
例えば趣味で例を挙げてみましょう。趣味を実行している時間はもちろん楽しいですが
釣りが好きな人ならば
キャンプが好きな人ならば
車好きの人ならば
料理好きの人ならば
友達と集まるのが好きな人ならば
オリンピックのスケボー選手になるために、頑張っている子供を応援するのが好きな人ならば
絵をかくのが好きな人ならば
本を読むのが好きな人ならば
もちろん、家で釣りや、大自然でのキャンプ、ドライブは出来ませんが
出かけるための準備をしている数日前の時間はどうですか?
ワクワクが詰まった、楽しい時間ですよね。
料理をしている時間も、誰かに食べてもらう喜びももちろんですが、それを思いながら作っている時間は楽しいですよね。
友達を迎えるための準備もそうです。
スケボーが上達できるように、子供と一緒にスケボーデッキの手入れをしたり、庭にミニスケボーパークを作る計画をしたり
次はどんな絵を描こうか、どんな本を読もうか考えている時間もいい時間です。
余韻を楽しむ
準備の時間だけではありません。
釣った魚を持って帰り、さばいて舌鼓を打つ。逃した魚はでかかった話をする。
キャンプ場や、ドライブ先での旅の思い出を話す時間。
次の料理はこうしようとか、次回はいつ集まろうとか思いながら片付けする時間。
成果を喜んだり、失敗を反省したりとか
描いた絵を飾る壁や、読んだ本や読まれるのを待つ本が並ぶ本棚。
趣味にはその時を楽しむ時間のほかに、準備と余韻を楽しめる時間がありますよね。
家は基地
その準備と余韻を楽しむことを考えて、その準備と余韻を楽しむ空間を、家に取り入れるべきだと考えます。
準備をして出かけ(家の中での趣味も含め)、帰ってくる。
家は『基地』であるべきだと思います。
住宅計画を考えている今
趣味を通じて、人生を楽しむための暮らし作りを書いてきましたが、
どんな選択肢であれ、住宅計画を進めている今。
今が準備の時間であり、この時間を楽しまなければなりません。
人生を楽しむための準備をしている今こそ、楽しんで計画を進めるべきだと思います。
いろんな展示場を廻り、いろんな話を聞いていくうちにだんだん疲弊していくことが多々あります。
家つくりは大変な作業です。
しかし、大変な作業は私たちに任せ、ぜひ家づくりを楽しんでいただきたいと思います。
そして、その後の家づくりの余韻を、人生とともに楽しんでいただきたいと思います。
人生を楽しむための暮らしを始める選択肢5-➀中古物件
きっかけはいろいろあるものの、新しい暮らしをどこでどう始めようか悩む方も多いと思います。
また新築だけでなく、マンション暮らしや、中古物件の購入、…
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