2021.06.29

線路沿いや道路沿いの物件はどう選ぶ?騒音で悩まないためのポイントを解説

自由建築でマイホームを建てる場合、土地選びは家づくりにおいて重要ですよね。
どの物件を購入すべきなのか悩まれている方も多いでしょう。土地や物件を選ぶ際、重要な要素のひとつが「周囲の環境」です。特に線路沿いや道路沿いの物件選びは騒音などをはじめ、注意が必要です。今回は、線路沿いや道路沿いに建てられた物件や土地を選びの際に注意するべきポイントについてご紹介します。

物件や土地は価格だけで選んではいけない

マイホームを持つことは多くの人の夢です。自由建築を希望の場合は土地選びから、建売などを希望する場合は物件選びからスタートします。

マイホームは人生の中でも大きな買い物なので、価格を重視するのはもちろんのことですが、ここで安い価格の土地や物件に飛びつき、すぐに契約するのは避けたいところです。

この時一般的に他のエリアと比較しても安く販売されがちなのが線路沿いや道路沿いの土地や物件です。一概に線路沿いや道路沿いの物件が悪いとは言えないのですが、価格が安くなっている場合はそれなりに理由がある。ということを理解しておく必要があります。

 

線路沿い・道路沿い別にみる、土地や物件選びの際の注意点とは

では、線路沿いや道路沿いの土地や物件は、一体どんなところに注意して選ぶ必要があるのでしょうか。注意すべきポイントについてご紹介していきます。

線路沿いの土地・物件選びの注意点

線路沿いの物件で一番気になるのは騒音です。始発から終電まで電車は絶えず運転しています。日中はもちろん、家族が寝静まったあと遅い時間まで電車が運行している地域は多くあると思います。また、場所によっては夜中に貨物輸送のための列車が走るケースもあり、そのたびに音が気になる場合もあります。

線路沿いの土地や物件と言っても、場所によっては騒音の大きさに違いがあります。例えば、線路のカーブに近い場所や踏切付近では、警笛や踏切のサイレンが聞こえることがあります。また、駅近くの線路沿いでは駅のアナウンスや乗客の声がさらに聞こえてくるケースもあります。

また注意すべきなのは騒音だけではありません。線路との距離にもよりますが、電車の乗客やホームにいる人の視線が気になることもあるようです。特にホームと近い場所の土地や物件は、動いていない電車の中の人の視線も気になるところです。

近頃は線路の改修工事の際の工夫や高架線路化などが進む場所もあり、走行音などがこれまでよりも気にならない場所も増えてきています。しかし場所によっては騒音だけでなく視線も気になる場所があるのも事実です。これらを含めて自分たちが住もうと思っているところは、騒音や視線にどれだけ注意が必要かなどを見極めておく必要があります。

 

道路沿いの土地・物件選びの注意点

道路沿いの土地や物件選びは、どのような点に注意すべきなのでしょうか。

道路沿いの土地や物件も、まず気になるのはやはり騒音です。特に幹線道路沿いの土地の場合、輸送トラックなどが深夜を過ぎても多く行き交うため、通行の音が気になってくると思います。消防署や警察署などがある場合、緊急車などのサイレン音が気になることもあるといいます。

また、道路沿いの土地や物件も騒音だけに注意すればいいわけではありません。夜間の車のライトや、信号機などの光が気になることもあります。さらに、交通量の多い道路沿いは車から排出される排気ガスにより、外に洗濯物を干すと汚れてしまう、匂いが気になる、換気するのが難しいなど注意すべき点が様々あるのも事実です。駅前などの歩行者も多い道路沿いの場合、人の視線も気になる場合があります。さらに、水はけの悪い幹線道路近くは、自宅前が冠水してしまうこともあるかもしれません。選ぶ際には天候についても注意が必要です。

 

線路沿いや道路沿いの土地・物件選びは、実際に足を運ぶと納得感が

ここまでにご紹介してきたように、線路沿いや道路沿いの土地や物件は購入前にいろいろな注意点を知り、物件の周辺環境をよく確認しておく必要があります。

騒音だけに気が向きがちですが、人の視線や光、天候の悪い日の水はけなどを含め、周辺の環境をよく確認しておきましょう。ここで大切なのが、実際にその場所に複数回出向き、実際はどうなのか?をよく体感することです。

朝、昼、夜、平日や休日、雨の日などに騒音はどの程度か、どんな音が聞こえるのか、人の視線は気になるか?などを実際に購入予定の場所に出向き、よく確認してみましょう。購入後に気づいてからでは遅いため、事前の確認が土地や物件選びのカギになります。

また、線路沿いや道路沿いにマイホームを建てるのであれば、土地を購入した後に建物をたてる自由建築をおすすめします。その場所で発生する生活上の問題について、建物側でケアすることができるためです。

最近の建材には防音性が高いものが多く、それを利用することで電車や車などの騒音を大幅に削減することができます。また、ランドリールームを室内に設計することで、排気ガスの汚れから洗濯物を守ることもできます。そのため、自由建築の方が線路沿いや道路沿いの土地でも、工夫次第で納得のいく家づくりを叶えることができるのです。

騒音をはじめとする様々な周辺環境の問題を知り、実際に足を運びご自身で体感して後悔のない家づくりをしてください。

 

ファクトリーツール編集部

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