2022.04.08
天然素材と仕上げについて
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内装建材には色々な天然素材が存在する。
わかりやすいものでは天然木、無垢材のフローリングがある。
また内装塗り壁素材、珪藻土なども耳にする機会が増えてきている。
2022.04.08
内装建材には色々な天然素材が存在する。
わかりやすいものでは天然木、無垢材のフローリングがある。
また内装塗り壁素材、珪藻土なども耳にする機会が増えてきている。
天然素材とは一般的に無垢素材なのでほかの素材と接着をして新たな建材を作っているものではない、元の素材単体で成立する建材である。
また、同じ樹種であっても同じ木目、色目のものは一枚とない。なので施工された空間は表情豊かなものとなる。
一方、一般建材の中にはプリントされたシートを貼った製品もある。従って、全く同じ表情のものが規則正しく並んでいる。となると先ほどの天然素材の無垢フローリングよりは表情に欠ける。
表面の仕上げにも自然塗料、オイルなどで仕上げることがある。
オイルやワックス仕上げのものは塗膜が弱い分、キズがつきやすく、熱いもの、例えば湯呑みなどを直におくと輪じみができてしまうこともある。
これをデメリットとしてしまうのか、または素人でも比較的メンテナンスがしやすいものとするのかは考え方次第である。
オイル、ワックスなどで仕上げたものは傷のついた部分にペーパーをかけ、傷を取り仕上げるのも技術のない方でも容易に行える。
自分達でメンテナンスをする事で、愛着が生まれる。家族でメンテナンスをする事で思い出ができ、歴史を刻むことができるのだ。
一方もう少し掘り下げると、例えばウレタンやラッカーなどで塗装されたものはキズがつきにくく、忙しい生活の中であまりストレスを抱えずに日々の生活ができる。しかし、いったんキズがついてしまうとプロでないと比較的補修が難しい。
どちらが正しいかではなく、どんな生活を送りたいかはそれぞれの人次第。
我々の扱うロストアンドファウンドの扉は基本、塗装仕上げになっている。
これも一般的なメーカーものと異なり、キズが付きやすいものだ。
一般的なメーカーものはシートが貼られた扉が多く、キズがつきにくい。
その分、メンテナンスは難しい。多分交換となるケースが多い。
塗装の扉は自分達で塗ることもできる。
これも歴史を刻み、共に育てる扉となる。
選ぶ素材によって暮らし方もかわってくる。
なんでも業者に頼むのではなく、家族で家のメンテナンスをするのもいい時間になると思う。