2020.11.28
結露について
厄介な結露
2020.11.28
厄介な結露
「結露とは何か説明してください」と言われた場合、上手に説明できますでしょうか? 何かは分かるし、なんとなくは理解できているけど、説明が難しい物がありますよね。例えばアザラシとアシカの違いとか。。結露もそんなものの一つでは無いかと思います。
【結露(けつろ)とは、固体状態における物質の表面、または内部で、空気中の水蒸気が凝縮する現象のことである。例:温度20℃・湿度50%の室内における露点温度は、9.6℃であり、壁や窓などの表面が、9.6℃以下の場所で結露が発生する。】 『ウィキペディア(Wikipedia)』より引用 という訳でざっくり言うと、空気中に含まれる水蒸気が冷やされて水となって出てくる、といった感じです。 (写真 YKK apw330 資料)
日本は高温多湿で四季があるので、家造りがなかなか難しい国ではないかと思われます。夏のジメジメした暑さから冬の乾燥した寒さまで対応しなくてはなりません。。。特に「結露」は厄介で日本の住宅を長持ちさせにくくする原因の一つです。昔の神社仏閣などの古い建物も今なお存在しております。メンテナンスがしっかりされている事もあると思いますが、結露しにくい建物であるという点も大きいと思います。人が住んでおらず、閉め切って冷暖房をするような事も無い・・・外の気温と室内の気温が変わらなければ結露は生じません。なので、今の住宅でも真冬に窓を全開にして、暖房を付けなければ結露はしないでしょうが、快適には住めません・・・。快適に住んで、尚且つ結露を防ぐ、となると”住宅の性能を上げていくこと”が必要になり、それがそのまま家を長持ちさせる事につながっていきます。
住宅を作る上で様々な工法や建築会社ごとに”ならでは”の特徴があると思います。どれも良く考えられていて、それぞれの会社のメリットを主張してきます。選ぶ上で何を基準にしたら良いのか? 参考に「結露対策についてどう考えていますか?」といった質問を投げてみてはいかがでしょうか。真剣に住宅造りに取り組んでいる会社や営業の方であれば、きっと納得できる答えが返って来ると思います。逆に、曖昧な返答や、話を逸らすような事があればやめておいた方が良いのでは、、と思います。