シート張り

印刷技術の発達により、本物の素材を使わなくても安価で手軽に高級な木材を使ったようなシート張りの扉や床が使われるようになったのはいつ頃なのか。
私の実家、築24年の建物にもシート張りの扉が使われている。

新築時には

24年前、建築に対してなにも知識のない私は、ピカピカで綺麗な出来たばかりの建物を見て、そこで暮らす日々を想像しワクワクしていました。
暮らし始めて数年後、扉の角のシートが少しずつめくれはじめ、一部めくれただけでもフェイク素材ということが一目瞭然になり残念な見た目に。
10年後には、飼い猫が集中的に触れる部分が大きくめくれて下の合板素材がむき出しになってしまいました。

補修

その当時は自分でなんとか補修できないかとネットで検索したり、知り合いの建具屋さんに聞いてみたりした結果、扉一枚シート張り替えするくらいなら、扉ごと交換した方がいいくらいの補修費がかかる事が分かりました。

10年後のことなんて

結局、10年も経たずしてもう一本、扉を買う羽目になるくらいなら少し高くても無垢の木材を使用した扉の方がよかったじゃないかと思ってしまいました。
なのに、いまだにシート張りの扉や床を提案するという事も多く、取扱いや施工が容易なのは作り手の思いだけで、住まい手の10年後の事なんて考えていないんだろう。

自分でメンテナンス

無垢材なら、自分で好きな色に塗装したり、少しくらいムラになったとしてもそこに愛着がわいてくる。
費用だって養生材と塗料とバケツとハケくらいで扉一本変える金額よりも雲泥に安くすむ。

ファクトリーツール編集部

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