2020.11.30

1年中快適な暮らしをする為に重要な断熱材 其の① グラスウール編

様々な場所で使われている断熱材ですが、そもそもの役割は皆さんご存じの通り、
熱の伝わりを遮るために使われていますが、
断熱材と一言で言っても様々な種類があるのをご存じですか?

今回は住宅で広く使われているグラスウールについてのお話。

グラスウールって?

そもそもグラスウールとは何でしょうか?
見たことのある方はわかると思いますが、見た目は綿のような感じで、例えるなら綿菓子のようなものです。
グラス(ガラス)+ウール(羊の毛を用いた繊維)
その名の通りガラスを溶かし、繊維状にしてできたもので、
先ほど綿菓子と例えをしましたが、作り方も同様で溶かしたガラスを遠心力で吹き出すことにより繊維の綿のようにしてできたものが、グラスウールとして製品化されています。
廃ガラスなどをリサイクルして作られているので、ecoな商品でもあります。

種類

グラスウールの形状には1枚の板の形に作られたものや、ロール状に巻かれたもの、
ビニールに包まれたものなど、使用する場所、用途によって様々な形、厚みで製品化されています。
木造住宅で主に使われているグラスウールはビニールで包まれたものになります。

次に密度の違いでも種類が分けられます。
密度の違いは○○Kという表記であらわされます。
『10K、16K、24K、32K』 このように製品に記載されています。
数字が大きいほど密度が高いということになります。

性能

この密度の違いって何でしょう?
断熱材の性能は、この密度によって異なります。
数字が大きいほど密度が高いことになります。
密度が高い=隙間が少ない
隙間というのは空気層のこと。空気層が少ないことで空気を動きにくくし
断熱性能を高めているのです。

施工の質

どんなに気密が高くても、施工の仕方が良くないとその数値に見合う断熱効果は
得られません。
住宅で使われるグラスウールは壁の中に入れ込んで施工されます。
断熱材は外部に接する面に主に使用されます。
柱と柱の間、屋根裏へ通ずる天井裏、グラスウールとは違いますが床組の下地間などに断熱材は使われます。その木と木の間に隙間なく詰め込むことが大前提であり、断熱材と木の間の空気層を少しでも無くすことが、断熱性能を最大限発揮させることにつながります。

最後に

各住宅会社によって作られる家が違うように、採用される断熱材は、コスト、構造などの違いから異なってきます。
気密の高い断熱材を使えば、コストはかかりますが高い断熱性能は期待できます。
しかし、先ほどもお話ししたように、しっかりとした施工がなされていなければ、せっかく高いお金を払ったとしてもこの効果がなければ元も子もありません。
けど、お家を建てることを検討している中で、なかなかその会社がどんな断熱の施工をしているかなんて分かりませんよね。
例えば、現在施工中の住宅相談会に足を運んでみるとか、実際に見れなくても、
断熱について相談をしに行くのも良いと思います。
お家を温かく包み込みのは、家族の笑顔と断熱材‼です。
その温かな暮らしを皆様と共に創り上げていくことが私たち工務店の大切な使命です。
皆様が出逢った工務店の担当者と『密』な信頼関係を築けることが大切だと思います。

ファクトリーツール編集部

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