通気層はどこに?

近年の住宅はと言えば、高気密、高断熱とよく聞くフレーズですよね。
お家の中と外の空気の通り道をできるだけ遮断するために、断熱材の気密性を良くし、断熱性能を上げることを言います。
しかし、それだけでは家の性能としてはダメなんです。
そこで大切なのがこの通気層‼
この通気層はどこに設けるかと言いますと、建物の外周、つまり外部に接しているところになります。もっと細かく言いますと、外部に面する柱と外壁の間になります。
この施工方法を外壁通気工法と言います。
この通気層は、建物を支える土台付近から柱と外壁の間を通り、軒裏や小屋裏までつながり
屋根の棟(一番高いところ)までが通り道になっています。

空気の循環

冬が近くなるとサッシに発生する結露。今では樹脂サッシや複層ガラスなど、その対策も取られてきていますが、外壁面にも結露が発生しています。
結露は温度差によって発生しますが、家の中と外を遮断する断熱材があることで、お家の温かい空気が外壁側の冷たい空気に冷やされ結露が発生しているのです。
通気層を設けることは、ここで発生している湿気をその場に留めておくことなく、お家の外へ排出していくこと、また乾燥させる役割を果たしているのです。
また、冬場とは逆に、夏場においては通気層に熱気が発生します。この熱気も通気層を通り抜け、外に排出されるため室内の温熱環境を快適なものに保つ役割を果たしています。

雨水対策

外壁がしっかり施工されていれば、そうそう起こることはない雨漏れですが、
永く住んでいれば、お家のメンテナンスも必要になってきます。
万が一外壁に不具合が起き、雨が外壁内側に入ったとしても、柱の外には透湿防水シート(湿気は通すけど水は通さないシート)が張られているので、この通気層を雨が下まで流れ出る仕組みになります。

永く続く家

木造住宅にとって湿気は、カビの発生や湿気を保ったままで腐朽していくことで耐久性を低下させていく原因になります。
通気層を設けて空気の流れを作ることは、止まることのない時間の流れと同じで、
その時の季節、気温に対応していくことは必然の流れです。
通気層は、こだわりを持ち、豊かな暮らしを想い建てたお家で、少しでも永く暮らすためには、人が息をすることと同じくらい欠かせないものだと思います。
人生100年時代。
これから建てる皆様の家も100年を迎えることは夢ではないかもしれませんね。

栗本昭典

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