2020.12.09
住宅建築における欠かせない丁寧な仕事とは
丁寧な仕事とは気遣いと思いやりを持って心遣いが出来ること。
心遣いとはどういうことか。
2020.12.09
丁寧な仕事とは気遣いと思いやりを持って心遣いが出来ること。
心遣いとはどういうことか。
基本的には同じ相手のことを思っての言動を表すようですが、気遣いは相手に対して心配したりするような自分が思う気持ちに対して
心遣いは、相手のことを考えて相手の心情や感情に寄り添い、相手の立場に立って思う気持ちだと勝手に解釈しています。
分かりやすいかどうか、、、
入院した友達に対して、必要だろうからと入院に必要なもの、洗面道具や衣類などを用意してあげることは気遣い
それに対して心遣いは、入院中退屈だろうと本を送ったり、LINEでメッセージを送ることなどが心遣いではないかと思います。
気遣いは、時にはお節介になる時ありませんか?
丁寧な仕事とは、お節介ではなく
相手が心地よくなる仕事だと思う。
決して自己満足することなく、また自己満足を求めるのではなく
相手のことをどれだけ考えることか出来るのかだと思う。
建築での丁寧な仕事とは、モノ作りに対する丁寧な仕事ではなく
それを使うことを前提としてその使いやすさを追求するのはもちろんのこと
使う人の気分まで考えることが建築での丁寧な仕事であるべきだと思う。
椅子で例えると、見た目にいいなという椅子が、座り心地が悪かったり、そもそも座れない椅子なんてもってのほかですよね!
座り心地や手触りを追求した椅子は、見るだけで感動するものです。
また食器類もそうです。
器の絵柄や色、素材感などは器単独で見るのではなく、そこに何を盛るかによって見え方が変わってくると思います。
私は、アートより民藝が好きです。
使うことを前提に作られたものは見た目にも美しい。
暮らしを前提として、使う人のことを思いやりつくられた建築物は美しく見えるように
決して見た目だけでデザインされた住宅ではなく、使いやすさ、暮らしやすさを追求したからこそ見える美しさを表現できる。
そんな住宅を提供できるように、色んなものを見て、色んなものに触れてこれからもチャレンジを続けていきたいと思います。