窓の役割と温熱環境

家を建てる時に「窓」というものが必ず必要になってきます。窓に求めること、「明るさ」「景色を見る」「外観のデザインとして」「風を入れたい」などなど沢山のことがあげられると思います。窓が大きいと明るくて良い!!これは私も同感ですが、大きければ大きいほどデメリットも出てきます。。。 そのデメリットとは、「熱が出たり入ったり」してしまうことです。冬場にせっかく暖房をしていても、窓からどんどん熱が逃げてしまってなかなか暖まらないとか、夏場のクーラーの効きが窓のせいで悪い、といった例でイメージできるのではないでしょうか。

開口部の問題

対策として考えられるのは「窓の性能を良くする」ことがあげられます。環境先進国のドイツでは住宅用の窓ガラスは基本トリプルガラスで、ペアガラスを使うのは家畜を育てるような人が住まない施設のみといった話を聞いた事があります。日本ではまだトリプルガラスが一般化しておらず、高額な部類になってしまいます。ここ10年位で日本の住宅性能に関しての意識も大分変ってきていますので、需要の増加に伴い、近い将来トリプルガラスがリーズナブルに入手できる日が来るといいなぁと思います。

YKK APW330

私が現状で一番コストパフォーマンスが良いと考えられる窓が「YKKのAPW330」という樹脂サッシです。分かりやすく言うと「性能の割りに値段が安い」です。輸入の木製サッシや大手メーカーさんのトリプルガラスサッシなど、性能だけみたら上には上がいます。ただ、正比例で価格もそれなりになってきます。後は、将来的なメンテナンスも必要ですので、建てて数年は良かったけど調子が悪くなってきた・・・といった「トラブルにも対応できる」条件が必要になります。「樹脂サッシ」と聞くと、「弱そう」とか「耐久性は・・」といった疑問が沸くと思います。私も最初はそういった疑念が有りました。日本ではなじみの無い「樹脂サッシ」ですが、世界を見ると「アルミサッシ」の方がマイナーで、主流で使っているのは日本くらいではないでしょうか。そもそも、熱を通しやい素材のアルミを窓に使ってしまうのは、いささか無理があるのでは?とも考えます。輸入の「樹脂サッシ」という手もありましたが、取り扱いが難しく、あまり日本の環境に適さない商品も多く、メーカーを間違えると大変な事になってしまいます。

WRAPSHOME標準採用

そういった訳で「YKKのAPW330」が一番のお勧めとなりました。上位グレードのAPW430(トリプルガラス)もなかなか良ので、コストに余裕のある方にはお勧めです。自分が家を建てる場合でもAPW330を使うでしょう。メーカー自体はYKKさんなので、製品的な心配はなく、窓一つ一つにシリアル番号が付与されているので、アフターメンテも心配が無く安心してお使い頂けると思います。私どもが手掛けている「WRAPSHOME」でも標準採用しており、住まわれたお客様からも高い評価をいただいていおります。

ファクトリーツール編集部

もっとみる

関連のコラム

最新の
イベント情報

お気軽にご参加ください!

詳しくはこちら

お近くのモデルルームに
来場予約

実際にモデルルームを見て体感しよう!

来場予約はこちら