2021.08.01

愛知県・岐阜県で建てる「おしゃれでかっこいい平屋」を実現する注文住宅の設計ポイント

近年人気の平屋住宅。日本家屋の基本ともいえる平屋は一昔前まで、リタイア後のセカンドライフを過ごすために建てられるイメージでした。しかし近頃では、年配の方だけでなく子育て世代でもある20-30代の方にも注目されています。 その理由は、平屋の間取りなど機能面だけではなく、デザイン面でも優れているところにあります。敷地面積は小さくても、こだわりを凝縮させたおしゃれでかっこいい平屋の注文住宅も夢ではありません。今回は、平屋の注文住宅のデザインや設計のポイントについてご紹介します。

平屋で叶えるおしゃれなデザインとは

平屋はリビングに天窓がつけられるのが魅力

日中に採光性を高める天窓。リビングなど人が集まるスペースに取り入れることができるのが、平屋住宅の魅力です。

自然光を優しく取り入ることができ、空間全体を柔らかく明るい雰囲気にしてくれます。フラットな天井に取り入れるだけでなく、勾配天井とも相性が良いのが魅力です。照明代わりにもなる天窓は、開閉可能な窓にすることで通風も確保できるため、光熱費の削減も期待できます。

 

張り出しの化粧梁が平屋のデザインアクセントに

平屋の場合、2階建て住宅よりも横に広く天井部分を確保できることが多いのですが、そこで注目なのがデザインの大きなポイントとなる“梁”の存在です。

通常は天井に隠して施工されることの多い梁を、あえてむき出しにして天井部分に陰影をつけるなど、アクセントに利用されるのが人気です。壁面の色と合わせて梁や天井を白く塗装することで空間に流れができ、圧迫感もなく空間を広く見せる効果があります。また、古材のようにあえて塗装したりなど梁のエイジング加工もおすすめ。よりこだわりの強い平屋住宅での空間づくりが実現できます。

勾配天井のある平屋のリビングは、ダイナミックな解放感が

2階部分のない平屋のデザインポイントのひとつでもあるのが、迫力のある天井空間。床に対して平行な天井面が一般的ですが、平屋ではこの天井さえもデザインポイントにすることが可能です。

その一つが勾配天井。勾配天井とは、屋根形状を活かした傾斜のある天井のことです。傾斜をつけることで天井の空間に高低差が生まれ、吹き抜け天井よりもダイナミックな空間づくりが可能になります。リビングやダイニングに勾配天井が用いられることが多く、先にもご紹介した天窓と組み合わせて取り入れるのも人気です。解放感のあるおしゃれな空間によく取り入れられています。

平屋はコンパクトながらもデザイン性の高い外観が

平屋の住宅は2階建てや3階建ての住宅と比べて外観もとてもコンパクトです。そのため、このコンパクトさを活かした特徴的な外観を作り出すことができます。2階建て以上の外観では使うのを控えがちなアクセントカラーも取り入れやすいのがポイントです。

また、窓の形なども個性的にな配置にすると外側から見た時のアクセントになります。平屋はあえて「小ささ」を活かして異素材の外壁を組み合わせるなど、コントラストのきいたおしゃれな外観デザインを目指すことができます。

平屋だからこそ楽しめる暮らし方とは

平屋の間取りは、生活動線や家事動線がスムーズに

平屋は1階部分にすべての部屋を設けます。2階建て住宅と比べて、生活動線や家事動線がコンパクトなのが最大の特徴です。階段なども少なく、安全に生活できます。平屋を検討されている多くの方が、この間取りのコンパクトさと安全性をメリットとして感じていると思います。

平屋は階段の昇り降りをすることなく家事や部屋の移動がスムーズにできるため、年配の方だけでなく、子育て世代で忙しく動き回る20-30代のご家族にも人気があります。また、同じフロアで家族の気配を感じながら生活できるので、平屋ならではの安心感を得ることができます。
動線や安全性を考え抜いて設計をするため、歳を重ねても安全で快適に過ごせるのが平屋の最大の魅力です。

土間を取り入れて、自分の「好き」を楽しむスペースを作る

平屋はコンパクトなため、おしゃれなスペースや自分の趣味部屋を取り入れる場所も限られると思いがちですが、そんなことはありません。

例えば、玄関や部屋の一部に土間を取り入れ、趣味のスペースを作るのも平屋の間取りとして人気があります。土間は掃除がしやすく雰囲気もあるので、アウトドアが趣味のご家庭にもぴったりです。

また、リビングの窓側の一部を土間にして、お子さんの遊ぶスペースを作るのもおすすめです。土間スペースに土足で入っても気にならず、庭と室内の行き来が楽しくなると喜ばれます。土間の取り入れ方はアイデア次第。平屋でも自分たちの「好き」を諦める必要はないのです。

 

平屋は家と外構の一体感を作り出しやすく、敷地全体がおしゃれに

2階建てと比較して高さがない平屋は、建物から受ける圧迫感も少なく、敷地全体を視覚的に広く見せることができます。家と土地が地続きのような視覚効果が生まれやすく、エントランスからのアプローチや、外構との一体感を得られます。

建物の外壁デザインだけに注目しがちですが、植栽や置物などを含めて建物のスタイルと合わせた外構を取り言えることで、居住空間だけでなく、外もおしゃれでかっこいいスタイルを活かすことができます。

統一感のある外構は、お出かけからの帰り道に我が家を外から見るだけでも「注文住宅でよかった!」という満足感を得られると思います。

庭との距離が近くなるウッドデッキを活用

平屋はベランダがないため、リビングに隣接する庭にウッドデッキを取り入れるスタイルが定番です。開放的な庭にウッドデッキを取り入れられることで、お庭にもリズムを生み出します。

また、スペースの限られた場所に設ける場合、外部からの視線を避けるためのフェンスを活用しましょう。ウッドデッキやフェンスに使用する木材をリビングの床材と色味を合わせると、視覚的な効果で居室スペースが広く感じるので人気です。ウッドデッキはコンパクトな平屋でも、団欒や憩いの場として活用できます。 お子さんを遊ばせたり、バーベキューをしたりなど、様々なシーンで活躍してくれます。

平屋にスキップフロアを取り入れ、空間に奥行きを出す

平屋を検討する際、「2階建てほど大げさに居住スペースを分けたくないけど、空間の広がりを感じさせたい」とお悩みの方も多いと思います。そんなときは、スキップフロアを取り入れるのも一つの手です。

スキップフロアとは、同じ階層の中に、低い階段を設けて高低差のあるフロアを設けることです。役割を分けたり、空間にリズムを作る視覚効果が期待できます。

平屋でも、少し気分を変えることができるので、注文住宅の設計の際に検討されることの多い人気のスタイルです。

 

 

平屋ならではのデザインや間取をおしゃれに取り入れよう

いかがでしたか?平屋は、敷地を贅沢に使うスタイルだからこそ、デザインだけでなく暮らし方た間取りにもこだわりたいところですよね。2階建てとは違う、平屋ならではの楽しみについてご紹介しました。オーナー様のこだわりが詰まった住宅事例からも、平屋を快適に過ごすヒントを発見できると思います。参考にぜひご覧ください。

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ファクトリーツール編集部

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